この前はマザコン男性についてのお話でしたが、今回のテーマは“ファザコン女”です。
マザコンとは母親へ対して強い愛着・執着を持つことでしたが、ファザコン・ファザーコンプレックスとは、父親に対して強い愛着・執着を持つことを言います。
マザコンに比べ、ファザコンになる方は割合少ないかもしれませんね。
また、男性が父親に愛着・執着を持つことも珍しいでしょう。
ただ、中には父親に甘えキリのファザコン女性がそこそこ存在していることは事実ですが、父親に対する想いが強い女性は、マザコン男性に比べて…周囲や異性から嫌かられることは不思議なことにほとんど無いかと思います。
母親に頼り切って甘えている男性に女性は嫌悪し、父親に頼り切って甘えている女性を男性は嫌悪しないのも、男尊女卑ではありませんが、人間に染みついている“男と女”の関係性が、そうさせているのかもしれませんね。
ファザコン女性は、別に自分がファザコンであることが恋愛の上でマイナスポイントになることは基本的にはないでしょうから、隠す必要もないでしょう。
むしろ、年の離れた男性にとって「私はファザコンなの」という情報は、プラスポイントになるかもしれませんね。
「こんなに年が離れている俺でもいけるかも…」という、男心をくすぐる材料ともなるでしょう。…
こう考えてみると、やはり世の中、女性の方が得をしているような気がしてなりません…。
近年は、マザコンは増えつつあると言われていますが、逆にファザコンが減少しているとも言われているようです。
これは現代社会の現実が反映している悲しい時代背景ではないでしょうか?いつの間にか女性の方が権力的にも経済的にも強くなっている場合が多い気がします。
もともと女性の精神力は男性よりも強いと言われていましたが、不況の今、逆境に強い女性がどんどん頭角を現しているのかもしれませんね。
ゆえに、母親に甘える男性が増え、父親に甘えるどころか…尊敬すらしない女性が増えてきていることが、マザコン・ファザコンの増加減少に響いているのではないでしょうか?
もし、自分の意識した相手がファザコンだった場合、「親子ほど離れた若い女性と付き合えるかも!」と、甘い気持ちを抱く前に、自分の経済力・精神力を見直さなければいけないでしょう。
だって、こんな不況の嵐が吹き荒れて、人間関係もめちゃくちゃな世の中ですよ?
こんな世の中で父親に対しての愛着・執着を持つということは…例外を除けば、それだけ安心感を与える精神力・経済力を兼ね備えている男性が父親であり、彼女の恋愛基準はかなり高いハードルを用意しているということになるのですから!それこそ「彼女を甘やかしてあげる力はある!」程度の器では…彼女の関心を引くことや、彼女を満足させることは難しいかもしれません。
ファザコン女を射止めたいと思うなら…父親が子供を養う勢いで、「彼女の面倒をすべて俺が見る!」レベルの器を準備しておいた方が良いかもしれません。