我が家はau光にて光回線を敷いている、同時にオプションで電話回線も契約しており、au光から提供されたホームゲートウェイ(Aterm BL900HW)から電話回線を引いている。

このホームゲートウェイは、ルーター機能も持っており有線では4つの口と無線アクセスポイントとしての機能ももっている。せっかくなので無線アクセスポイントとして利用しようとしたのだが、オプション機能となっておりこれには月利用料が別途必要となる。このホームゲートウェイをどれぐらいの期間利用するかわからないが長く使えば使うほど他のアクセスポイントを容易に導入できる金額になるため、別途、ワイヤレスLANルーターを導入した方がコスパが高いと判断できたので導入しました、このホームゲートウェイより電波を飛ばせるものも多くありますしね。

導入したのは、ELECOM製WRC-2533GHBK2-Tです、近くのケーズ電気でネットで買うよりちょっとだけお高いぐらいで売ってたので、即購入しました、購入したのは引越し直後でしたね。すぐに2階書斎の母艦PCでネットワークに繋げたかったもので・・・。このときは、まだ、有線で2階書斎にはネットワークを引いてなかったので20Mぐらいで繋がってましたね、有線接続の1/20です(苦笑)

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何も考えずにホームゲートウェイからワイヤレスルーターに接続しそこから各機器へ分配するよう接続していました、もちろん、なんの問題もなく外(インターネット)に接続することができてました。
また、DS218play導入時に設定したQuickConnectでも、問題なく外(インターネット)からアクセスすることができ、DS218Playをコントロールすることができておりました。

とここまでの状況からだと、なんら問題はないように見受けられるのだが、SREMO-Rを外(インターネット)からアクセスしようとしたときに、問題が発覚しました。、そう、外からSREMO-Rに繋がらないのです、我が家のネットワーク環境は2重ルータ環境になっておりセキュリティ的には良いと思うのですが、外(インターネット)から家庭LANには繋がらない環境となっていたのです。ですので、QuickConnectのような特別な仕組みを持たないSREMO-Rのアプリでは繋がりません。

QuickConnectは良くできており以下引用にあるようにルータやファイヤーウォール配下でも通信できる仕組みを備えているため、2重ルータ環境下でもアクセス可能となっています。

簡単に説明しますと、ルータやファイアウォール下の Synology NAS機器が中継サーバへ向けてコネクションを張り、その経路の戻りパケットを使用する事で外部利用者 <-> 中継サーバ <-> Synology NAS と通信が出来る仕組みとなっております。

さて、では、どのようにすれば、SREMO-Rでも外(インターネット)からアクセス可能とすることができるのでしょうか?
原理的にはどうにかして、SREMO-Rまでパケットが引き渡せればアクセス可能となるはずなのですが・・・。

実現方法としては以下のとおり。

  • ホームゲートウェイ(Aterm BL900HW)のルータ機能を無効とする。
  • ワイヤレスルータをブリッジモードに変更しルータ機能を無効化し、ホームゲートウェイ(Aterm BL900HW)のルーター機能のみとする。
  • ホームゲートウェイ(Aterm BL900HW)からワイヤレスルータ間をそのままパケットをパススルーするような設定とする。

ホームゲートウェイのルータ機能を無効とする

一番先に思い付いたのがこの方法なのですが、現実的じゃないようです、ホームゲートウェイのMACアドレスを見てるやつがいるようで、MACアドレスが変わると通信できなくなってしまうようです。世の中にはツワモノが居て、MACアドレスを偽装できるルータを使う方法もあるようですが、それでも一時的にしか通信できないようですね、やはり、どこの世界でも偽装は良くないようです。
ですので、この方法は不可です。

ワイヤレスルータをブリッジモードに変更しルータ機能を無効化し、ホームゲートウェイのルーター機能のみとする

うーん、これが一番楽に設定できるでしょうね、まぁ、設定しなきゃいけないですけど。ワイヤレスルータ側の設定のみで済みます。ただし、ワイヤレスルータ側のルータ機能は動作しません、絶対、ホームゲートウェイのルータ機能より充実してるはずなのに・・・です。
ということで、安易な案ですが、古い規格にしか対応していないホームゲートウェイのルータ機能は使いたくありません、やっぱり却下です。

ホームゲートウェイからワイヤレスルータ間をそのままパケットをパススルーするような設定とする

となると最後の手段は、この方法となります。
具体的に何をするかというと、ホームゲートウェイ側でDMZ設定を行い、ワイヤレスルータにパケットを通すように設定変更します。このとき、ホームゲートウェイ上で割り当てるワイヤレスルータのIPは固定になるよう(変わってしまわないように)する必要があります。それから、ワイヤレスルータ側もホームゲートウェイ側にあわせた設定が必要となります。

これで、ワイヤレスルータ側までパケットが通り晴れてワイヤレスルータ側のルータが機能させることができるようになります。
恐らく、SREMO-Rもね。

ワイヤレスルータのIPを変更したため、一瞬ネットワークが不通となりましたが、その後、無事、新設定で開通することができました。一通り、DSMにも繋がり問題ないことを確認。

次の日、外(インターネット)からDSMに繋ぎ、PhotoStationに繋ごうとすると、TimeOut!?ん?なんでじゃ?他のアプリ、VideoStationとかは問題なく繋がるんだけど・・・、PhotoStationに繋ぐときのURLを見ていると、どうやら、80ポートに繋ごうとしてタイムアウトしている様子!試行錯誤しつつ、以下の設定で回避することができました・・・が、本当にこれで良いのか?

これで、2重ルーター環境を是正できたので良し!とします。ただ、SREMO-Rの外(インターネット)からのアクセスについては、まだ未確認です、そのうち確認してみます。