この前は“百年の恋も一瞬で冷める”を題材に、男性が想っていた女性に対して気持ちが一気に冷めてしまうポイントのお話でしたが、恒例の逆バージョンについてのお話をさせて頂きたいと思います。

今回のテーマは女性が想っていた男性に対して気持ちが冷めてしまう瞬間です。

ただ、男性と違って、女性は自分を知ってもらいたいとの深層心理から理由を話したがる方が多いので、実際に一方的に気持ちが冷めた場合であっても、きちんとその理由を伝えてくれる可能性があります。

男性側にとっては理由を知れることで別れの原因が知れることは幸いかもしれませんね。

しかし、気持ちが冷めてしまった理由の大半は、“過去から積み重ねてしまった解消できなかった気持ちが爆発した、もう限界”といったところなので、理由を知ったとしてもやり直すことができない理由です。

理由を知っても解決できない別れ方になってしまう状況が多いので、ある意味、不完全燃焼な終わり方になってしまうかもしれません。

女性の場合、男性のように一気に気持ちが冷める方は少ないかもしれませんね。

どちらかというと嫌なこと、傷ついたこと、気になることを、一生懸命抑えて気にしないように頑張ってはみるものの…やっぱりどうしても我慢できない!と、時間をかけた気持ちが爆発してしまうように、積み重ねた黒い気持ちを抑えていた線がプツンと切れてしまうことで、いきなり別れを告げる場合が多いようです。

男性側からすれば、
「そんなに溜め込んだり時間が経ってから言うなら、その時に行ってくれよ!」
「その場で言ってくれた方が分かりやすいし、問題解決や気持ちの解消だってしやすいのに!」
「時間が経ってから、あの時…実はあぁだったとか、あの時あれが傷付いたとか言われても正直覚えてないよ…」

など、様々な反論が返ってきそうですが、女性側からの意見としては「その時は我慢できると思ったの」「こんな小さなこと気にしちゃいけないと頑張ったの」「嫌われたくないから我慢してみたの」というような回答がありますね。

これも女性の習性かもしれません。いきなり「気持ちが無くなってしまったの」と、別れを宣告される前に、彼女の表情や言動をきちんと見て、察知してあげる努力をすることが気持ちを継続させるポイントになるでしょう。

とは言っても、何も常に彼女の顔色を伺えとか、彼女が溜め込んでしまう気持ちをすべて見抜いて解消しろなんて無謀なことを言っている訳ではありませんよ?

もし、彼女が10の嫌な気持ちを抱えてしまった時、その中の1つでも気づいて上げられるかどうかがポイントなのです。
女性にとっては、大切な男性が自分の溜め込んでしまう黒い気持ちのたった1つでも…気づいてくれるかどうかが大切なことなのです。

これも彼女を想う気持ちの1つではないでしょうか?

前回・今回と、“男性が想っていた女性に対してお気持ちが一気に冷める瞬間”・“女性が想っていた男性に対して気持ちが冷める瞬間”についてお話しさせて頂きましたが、あくまでこれはこのようなパターンが多いという話からまとめたものです。

男性側の気持ち・感覚を持っている女性もいますし、女性側の気持ち・感覚を持っている男性もいますので、このお話の定義がそっくりそのまま入れ替わる可能性もあるでしょう。

今、あなたの側に大切な異性がいるならば、相手がどちら側の定義に当てはまる人間なのかをじっくり観察し、それぞれの定義を参考にして、幸せな関係を継続できるよう心掛けて頂きたいと思います。