“理想の息子”というドラマ、拝見された方はいらっしゃいますでしょうか?

決まり文句は「俺はマザコンじゃねぇ!ただ母ちゃんが好きなだけさ!」…ですが、マザコンと母親への愛情の違いを見させてくれる面白いドラマだと思います。

“マザコン”という言葉は聞いたことがある方はたくさんいらっしゃいますよね?

マザコンとはマザーコンプレックスの略です。

マザーコンプレックスとは、“子供が母親に対して強い愛着・執着を持つこと”と言われているようですが、世界中を視野に入れて、最もマザコン率が高いのはアジア圏でしょうね。

そもそも、アジア圏の子供の育て方としては、子供がある程度大きくなるまで親子一緒に寝る習性があります。

日本でも“親子仲良く川の字”で寝る家族が多かったですよね?

まぁ、現代では家庭環境や生活状況から、父親・母親・子供が皆一緒に寝ることができる家庭は希少になっているかとは思いますが、母親が子供を抱いて寝る家庭は圧倒的に多いのではないでしょうか?

欧米人は、生まれた時から一人で寝かされています。

子供と親の寝室は、たとえ子供が生まれたての赤ちゃんであったとしても別々です。…

ここにマザコン覚醒の要因があるのではないかと言う専門家の方もいらっしゃるようですが、あながち的外れな意見ではないでしょう。

女性のマザコンは何となく可愛らしいイメージもあるので、異性との交際時には大きなマイナスポイントにはならないでしょう。

ただ、男性のマザコンは異性との交際時にはかなり大きなネックとなってきます。

大半の女性は「気持ち悪い!」「関わりたくない!」と思うものです。

お母さんを大事に思う、大切に思う、これは人として素晴らしいことです。

決して悪いことなんかではありません。

しかし、しかしですよ?母親を大切に思うことと、母親に甘えることでは話は全く違います。

マザコンの方は、自分のことを“母親想いの子供”と認識している人が多いようですが、母親を大切に想っている人ではないことを把握した方が良いでしょうね。

マザコンとは、大人に慣れずにいつまでも母親に頼り切って甘えている自立できない“大人子供”なのですから。…

まぁ、相手の母親が相当性格悪い人間の場合は省きますが、母親想いの男性を嫌う女性はそうそういません。

でも、マザコンは別です。

自立できずにいつまでたっても母親に頼り切っているような男性に魅力を感じることは…そうそうないでしょう。

「マザコンって、女性の母性本能をくすぐるんじゃないの?」と、ふざけた意見を言ってきたマザコンの知人がいましたが…馬鹿言ってんじゃないよ…と心の中で呟いてしまいましたね。

他の女性に対して発信しているもので、どうして他の女性の母性本能をくすぐることが出来るのでしょうか?ましてや相手は本物の母親だというのに…。

可哀想ではありますが、はっきり言わせていただきます。

マザコンはよっぽどお金があるとか、人並み外れた芸能人張りのルックスを持ち合わせているとか、とにかく異常なほどに他の男性よりも秀でているものがなければ…彼女と楽しく交際するのは難しいでしょう。

たとえマザコンを隠していたとしても、ボロがでるのも時間の問題です。

お母さんと楽しく生きることを割り切ってしまうか、マザコンでも良いと言ってくれるような国宝級の女性との縁を願うか、でしょうかね。