優しい恋人が…いきなり暴力を振るったとしたら…どうでしょう?

私は絶対に許せませんね。男女間での暴力と言えば、一般的なイメージでは男性が女性に、というパターンが多いかと思いますが、最近では女性が男性に暴力を振るっているケースも少なくないようです。

草食男子ブームのせいなのか、はたまたゆとり社会のなれの果てなのか、はっきりとした要因は分かりませんが、殴るけると言った暴行を恋人にしてしまう女性が増えていることは事実なのです。

女性は男性よりも一歩下がって…の、日本の奥ゆかしい女性像はどこに行ってしまったのでしょうね?

男性側も女性の腕力に敵わないような貧弱な男性が多くなっている背景もあるかもしれませんが…まだまだ本気を出せば構造的にも女性をねじ伏せるだけの力は備わっているはずですよね?

それでも女性に暴力を振るわれている男性は…良く言えば暴力を自分が振るうなんて考えられないと言う優しい人、悪く言ってしまえば女性に暴力を振るわれようが拒むことのできない気の弱い人…ではないでしょうか?本人が我慢できる、もしくはそこに愛情を感じると言った少し歪んだ性格であれば、ある意味成り立っている関係なので口をはさむことはありません。

しかし、暴力で成り立つ関係は、はっきり言ってしまえば正常な人間関係とは言えないのではないでしょうか?

むしろ動物的ですよね?言葉が話せる人間同士なのですから、何か腑に落ちないことや怒りを引き起こしてしまうことがあっても、“言葉・会話”で理解し合うべきだと思います。

男女間での暴力で、最も恐ろしい現象は“支配”でしょうね。

「私が悪いから殴られる」、「私が間違っているから蹴られる」、「彼女が怒るのも当たり前だ」、「俺のためにしてくれているんだ」…暴力を受けたのに、このような考えが出てしまうのは異常です。悪いことがあったなら言葉で正すべきです。

「口で言っても分からないから体で教えている」…そんなことはやめましょうよ。

どう思われますか?

動物じゃないのですから、会話で話し合っていくできだとは思いませんでしょうか?

もし、会話で話し合っても収集付かない・分かり合えないのなら…理解しあえる仲ではない、一緒に歩いて行ける相手ではないと見切りをつけて離れる方が人間らしいと思いますけどね…。

更に厄介なのは“DV(ドメスティックバイオレンス)”です。

暴力を振るった本人は、ただの暴力的な人間ではないケースが多いです。

抑えきれなくなった感情を爆発させ、暴力と言う形にしてしまった後、急激な罪悪感に襲われて土下座の勢いで謝ってくることが多いそうです。

中には泣きながら「お前がいないとダメなんだ」ですとか、同情を誘うような行動をすることもあるそうです。

言っている当人も、その言葉は決して嘘ではなく、心から思っている言葉のようですので…言われた相手は、暴行された傷をさすりながらも暴力を振るって泣いている相手を抱きしめてしまうそうです。

「二度としない」との言葉、何度も信じてしまうそうです。

「可哀想なこの人には自分が必要」という暗示がかかってしまうのでしょう。

恐いですよね。

暴力は愛情表現にはなりません。

決してなりません。