前回の記事でも書いた通り、特殊な性の世界はネットやSNSでの出会いが主流となって来ている。

今は閲覧専門であるM女も、いつかリアルな調教の世界に足を踏み入れるかもしれない。今回はネットから実際に男性と会う場合の注意事項について書きたい。

もちろんどれだけ注意を払ってもネットでの出会いに潜む危険は100%回避はできないということに留意しよう。

実際にネットから男性に会う時、以下のことに注意をして貰いたい。

  • 事前のやり取りで相手の経験値を確認しておく
  • 会う場所はオープンスペース
  • 事前にこの約束は必ずしておく

事前のやり取りで相手の経験値を確認しておく

相手がこれまで行ってきた調教内容や経験人数、奴隷をどのように扱いたいかということを確認しておこう。

そもそも嗜好がまったく異なったりすると、まったく関係を楽しめない場合がある。例えば快楽系や羞恥系の調教を求めているのに、相手は傷つけたり痛みを与えることが好きだった場合にアンマッチが生じる。

関係を続ける中で嗜好が変わっていく場合は十分あり得るが、少なくとも最初から希望の調教内容が合わないということは避けた方がいい。初心者にとって嗜好の合わない調教を受け続けることは恐怖であり苦痛でしかない。

これまでの経験を聞いた際に現実離れした漫画のようなことばかり語っている男性は避けた方が良いし、話をしていて少しでも疑わしい部分があったら会うのはやめた方が良いだろう。そういった人間は事前に約束したNGプレイなどの約束を破る可能性が高い。

 

会う場所はオープンスペース

例えば当ブログやTwitterの有名SMアカウントの様にすでに調教スタイルなどを十分発信していて、とにかくその調教を体験してみたいという場合は管理人の方に任せても良いだろう。

しかし実際にはSNSのアカウントでDMなどを使ってマンツーマンのやり取りをし、「じゃあ会ってみましょうか」といった形から会ってみることもあるだろう。

その際に、いきなりホテルで会ったり個室で会うことは避けた方がいい。逃げられなくなってしまうし、約束にないことをされるかもしれない。

個室は避けてほしいとお願いしておいて当日約束を破るようなら信用できないし、可能ならば女性側でお店を決めてもいいだろう。

少なくとも最初に居酒屋などに入る場合に個室は避けるべきで、まわりから見えるようなオープンスペースで会うことをお勧めする。

 

事前にこの約束は必ずしておく

これは「会うからといって関係を結ぶわけじゃない(行為をするわけじゃない)」という約束である。

男性は基本的に女性に対してセックスや調教をするつもりで来る。「調教をしましょう」といって会ってしまうと、実際には事前に貰っていた写真と全然違ったり不信感があった場合に、精神的に断りにくくなってしまう。

また男性側にはどうしようもない人間もおり、「せっかく金をかけて時間を割いて来たんだからやらせろ!約束してただろ!」と約束を盾にする人間もいる。男性側も女性が引いているのはわかるので、主従関係を結べないくらいなら一回だけでもヤりたいと思っているのだ。

とても残念だがこんな男性はいる。間違っても必ず調教をするといって会わない方が賢明だ。

ネットでは出会いが増える反面、危険も数倍になる。自己防衛のために、細心の注意を払ってもらいたい。