前に運営していたサイトから合計すると、これまで沢山の女性と関係を持ってきた。
その中には奴隷体質で最初から調教に溺れる女性もいるし、恥ずかしがって最初の頃は調教にならない女性もいる。
性格や嗜好も様々で、調教をしながらその子に合った内容を考える事が楽しい。
基本的にはこういったサイトの募集に対して連絡を頂ける方々なので、調教に対して積極的な女性が多く、スムーズに主従関係を築ける場合がほとんどだ。
そういった女性との関係は本当に充実した時間になる。
その一方で、このブログとは無縁の場所で知り合う女性もいる。
仕事の関係、友人関係、夜の街で。
そのような場所で知り合った女性は、僕が作家である事も知らなければ性的嗜好も知らない。
あくまで、普通の社会人としてコミュニケーションを取る。
やり取りをしている中で、相手の女性がこちら側のジャンルだと気づく事がある。
それは本人が自覚しているにしろ無自覚にしろ、やがて経験則から確信めいたものへと変わる。
カチリ
と、頭の中で歯車が噛み合う。
その女性を誘うか、立場や関係を考慮して只の知り合いという立場を貫くか、会話しながらいつも迷う。
もちろんいきなり「奴隷になれ」と話す事はない。
会話や仕草の節々に現れるM性をひとつひとつ確認し、やがて自分の中でオンオフをつける。
そして女性側がこちらに興味を示したタイミングで、話を切り出す。
切り出すまでに行った細かな確認作業を、ひとつずつ回収していく。
その作業は小説の中に散りばめた伏線の回収に似ていると、僕は思う。
一般の女性は「奴隷になりたい」とは言わない。しかしそれに変わる言葉や表情が現れる。
最近、ブログとは無縁の場所で面白い女性と知り合った。今は只の知人という関係だ。
しかし彼女は、きっと良い奴隷になる。