前回は二次元・アニメ世界にハマっている方へ恋愛についてのお話でしたが、今回のお話のテーマとなる対象は現実世界に存在する“アイドル”です。

今、現在進行形で恋愛を楽しんでいらっしゃる方も、片思い中の方も、まだ恋の対象が決まっていない方も…芸能人に恋をした学生時代をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?

誰かのファンクラブに入ったり、コンサートに行ったり、ファンレターやプレゼントを贈ったり…今思えば淡い思い出と、思わず「くすっ」と笑ってしまうような記憶をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、アイドルや芸能人への熱狂的な気持ちとうものは、思春期特有の一時的な感情であることが多いかと思います。

ほとんどの場合、身近な生活環境での異性との出会いから恋愛が発展し、芸能人を追いかけることよりも、自分の気持ちをリアルに動かされる自分の生活環境に意識が集中することによって、自然と芸能人に対する熱が冷めていくでしょう。

それも青春の1ページと懐かしく思う程度が丁度いいのではないでしょうか?

その境界線を上手に超えることが出来なければ…手を繋いだり、抱き合ったり、キスしたり…一緒に出掛けたり食事をしたりと、そのようなことが一切できない相手を延々と思い続けていくだけの生活になってしまうかもしれませんね。

それが幸せと言い切れるなら、何も言うことはありませんし、アドバイスなんてものも必要ないでしょう。大いに楽しんで頂きたいと思います。

ただ、いつか自分の通ってきた道を振り返った時、「あぁ、あの時、もっとああして置けばよかったな…」と、過ぎた時間を後悔するかもしれないとの不安を、少しでも抱えてらっしゃる方がいるならば、好きなアイドルや芸能人だけではなく、ほんの少しでも良いので、周りの環境や自分に関わる人間関係を意識して見てみることをおススメします。

「私には○○くんがいるから!」「俺には○○ちゃんしかいない!」と、触れることも個人的に会話をすることも叶わない芸能人に操を立てて、せっかくの出会いがあったとしても頑なに蹴散らしていくような生活は…ちょっともったいないと思いますね。

特定の芸能人を、特定のアイドルを、ただひたすらに想い続けている方、ポスターを見ては至福の時間を感じ、CDやDVDで動く姿や機械越しに聞こえる声に酔いしれている幸せを感じていらっしゃることと思いますが、そんな方々に言いたいことは…“人は触れるとあったかい”ということでしょうか…。

現に、1ファンから芸能人の恋人になったり結婚相手になった…とてつもなくラッキーで強運な方がいることも事実です。
第二・第三のファンからプライベートな関係に昇格する方がいるかもしれません。ただ、その確率は万に一つです。

その確率にかけるか、目の前の人のぬくもりを感じてみるかは…あなた次第ですね。

自分が後悔しないと思う道を進んでいきましょう!道を選んだ道が、もし、残念な結果になってしまったとしても…道を選んだのは自分なのですから、反省はしても後悔はないのではないでしょうか?