根本的には男女の脳の構造は違うことには変わりないのですが、男性脳の一部を持っている女性も増えていますので、“とても怖い男性の恋愛心理”がテーマではありますが、男性だけに言える話とは言い切れないお話です。

男性脳の一部をもった女性にも当てはまるお話であると思いますので、今回も100パーセント鵜呑みにするという見方ではなく、あくまで統計的にこのような話になるんだな…という程度にお聞き願います。

女性は“嫉妬”や“束縛”が多くなってしまう傾向がありますが、男性の場合、それらに当てはまる感情に行きつく前に“妄想”が付いてくるパターンが多いように思われます。

好きな女性とお話したり、手を繋いだり…というような可愛い妄想から、どんどんエスカレートしてしまうと…最終的には妄想がそのどんどん激しくなり、好きになった相手の全てを知りたくなります。

想いを寄せる人間を“完全なる私物化思考”が出てしまうのでしょう。

相手のことを私物化しているのですから、自分が相手の全てを把握していくことに何の違和感もないのです。

だって本人は好きな相手を“自分の物”と思ってしまっているのですから。

たとえ、相手が自分の存在を知っていようが知っていなかろうが、自分のことを嫌っていようが拒絶していようが…関係ないのです。

「意中の相手は自分のことを好きなんだ」と“根拠のない自信で思い込んでいる”のですから。

こっそりと尾行して、好きになった相手の日常の行動パターンを把握することも、相手の着信音を狂ったように鳴らし続けるのも、あらゆる場面で待ち伏せすることも…本人に罪悪感や悪者意識はありません。

自分の物を把握しているだけであって、その対象である意中の相手も自分のことを好きだと信じて疑わないのですから。

好きな相手に知られることを相手が嫌がっているとは感じていないのです。

はっきりと「迷惑だ」とか「気持ち悪い」とか、「嫌い」等のあからさまな拒絶をされても、恐ろしい程に自分の妄想に良いように受け取ってしまうのです。

これって…本当に怖い、というよりも悲しい現象ですよね。他人事と笑っていてはけません。くれぐれも脳内麻薬物質分泌には気を付けてください。

「危ないかな?」と感じたら、自分でセーブするよう意識して見てくださいね。

もしかしたら相手の女性も自分に好意を持っていてくれていたかもしれないのに…どんどん一方的にエスカレートした妄想に取りつかれてしまうと、“ストーカー”として避けられてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。

セーブすることが出来ないようでは素敵な恋愛は出来なくなってしまいます。

人間には激しい欲求・感情が現れてしまう時も多々あるかとは思いますが、人間と動物の違いは“理性があるかないか”です。

高等動物である我々人間にはセーブするために理性が備わっているはずです。

決して暴走したりせず、楽しい人生を少しでも多く歩けるよう、多少の努力は惜しまないようにしましょうね。