最近、年の差カップルが目立つようになってきましたね。
ちょっと前なら10歳、20歳の年の差カップルはめずらしい方だったのに、今ではごく自然に受け入れられるようになってきたのではないでしょうか?
例えば女友達に「彼が出来たんだけど、彼、私より14歳も上なの」と言われたとしても、「うそでしょ?そんなに年が離れているの?辞めた方が良いよ!」…なんて、頭ごなしに否定することもないでしょう。
芸能界でも年の差婚が目立つようになってきたと思いませんか?
私の記憶の中で、最も衝撃だった芸能人は…加藤茶さん(68)ではないでしょうか。
彼が45歳下の23歳になったばかりの若すぎる女性と結婚した時には、“熟年男性の希望の星”などとも言われておりましたが、まさにその通りでしょう。
世の男性にとっては加藤茶さんの行動が、どれだけ自信につながったことでしょう。
たとえ、自分の話ではなかったとしても、すでに家庭を持っていたとしても、加藤茶さんに勇気をもらった男性は多いのでしょうね。
皆さんの中でも、皆さんの周りでも、年の離れた恋人・伴侶がいらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか?
このように年の差カップルが多く誕生する背景には、現代の日本社会の影響が見え隠れしています。不景気の嵐が吹き荒れる現在、ゆとり教育世代が社会進出をはたし、はっきり言ってしまえば“力のない男性”が増えているのが現状です。
少し前までは、結婚して旦那さんに養ってもらえる専業主婦が多くいましたが、今の日本ではそれができる男性はどれくらいいるのでしょう。
ましてや20代、30代の若者世代の中で、家族を養えるだけの経済力・精神力・包容力を持ち合わせている男性は…どれくらいいるのでしょう。
残念なことに、ほとんどの男性が当てはまらないのが現実でしょうね。
これは決して若い男性を馬鹿にしているわけではないのですよ?
若い人の中でもすでに頑張っている人や、これから頑張っていける人も実際にいらっしゃいますので、がっかりしたりしないでくださいね。
あくまで一般論としてのお話なのですから。
女性が男性に対して、経済力・精神力・包容力を求めた場合、そこに年の差が出てきてしまうのは自然なことです。
また、女性が経済力・精神力・包容力を持ち合わせていた場合、そこへ魅力を感じる年の離れた男性も現れてくるのも、これまた自然なことですよね。
このように年の差ブームが来ている裏側には、日本の現状が映し出されているような気もします。
年の離れた相手とのお付き合いでの利点は、“もめないこと”ではないでしょうか?
年が離れているゆえに、相手との考え方・感じ方に差があることをお互いに理解しているのでケンカにはなりにくいと言われています。
年が近い相手だとしたら…どちらも折れずにケンカになってしまうような些細な口論も、年の差カップルではどちらかがすぐに折れるからではないでしょうか?
相手と自分を同等の位置に置いていないからでしょうね。
年の差ブームがくるのも頷けます。
かえって年が離れているもの同士の方が上手く人生をつきあっていけるのかもしれませんが…将来的には“介護”が待っている可能性がたかいでしょう。
年の離れた相手とお付き合いすることになった場合、目先の幸せだけを見るのではなく、長い目で見た時のこともちゃんと考えたお付き合いを意識して、楽しく生きていきたいですね(^_-)ネッ