僕が主従関係を結んだ女性に伝えることを書きたいと思う。

 

奴隷の世界は主人によって造られる。

これは決して過言ではなく、すべてを委ねることができるご主人様を見つけたM女には理解ができる感覚だと思う。

赤だと思っていたものが黒に視えて、硬いと思っていたモノを柔らかく感じる。冷たいと覚えていたものが暖かいと気づき、痛みと捉えていたものを快楽だと理解する。

価値観が変わる瞬間というのは、人生において何度も訪れるものではない。

特に性を経験する年齢になると、価値観は概ね完成している。絶対的な主人ができた時、その価値観は未完成だったことに気づく。

これまで築いてきた地位や責任感は主従関係の中では役に立たず、恥ずかしいくらいに無垢な姿で調教を受ける。

体裁は意味を成さず、ご主人様を喜ばせる為に、満たす為に恥ずかしい姿を晒す。

その見返りとしてご主人様が自分を満たしてくれることを知っているから、奴隷は幼子のように努力をする。

成人した女性が自分の為にひたむきに努力をする姿はとても愛おしい。

僕には現在複数人の奴隷がいて、日々新しい調教希望の問い合わせが入る。

お互いに信頼関係が結べると判断した女性と、僕は主従関係を結ぶ。特別なことをしているつもりはないし、女性に特別なことも求めない。

僕はM女がなってみたかった姿にしてあげたいと思うし、関係を持ったM女にとって全権を委ねることができる存在でありたい。

僕の前では取り繕う必要はない。

情けなくて良いし、だらしなくて良い。剥き出しの願望を聞かせて欲しいし、なりたかった姿になって欲しい。僕の他に旦那や彼氏がいたって構わない。僕にだけ晒しだせる姿を作ってあげたい。

調教にはいつも精神的な繋がりがついてまわる。

朝起きて雨が降っている時、僕は奴隷の住む街に雨が降っていないかを心配する。昨日の夜をどう過ごしたのか、次はどんな調教をしようか。

それは楽しみでもあるし、管理をしている人間としていつも気にしていることだ。

 

少し大げさな日記かもしれない。しかしご主人様を求めているM女には、きっといつか理解ができる日が来ると思う。

それを理解した日、その日はきっとM女にとって幸福な日になるだろう。