久しぶりに調教の記事を書く。

今回ブログの「調教希望」から問い合わせをくれたのは大手製薬メーカーの人事部に勤める25歳の女性だ。純和風の雰囲気で、整った美しい顔立ちをしている。名前は本名から連想して紗季と表記する。

紗季は社内に5歳歳上の彼氏がいる。しかし高校生の頃から調教に興味があり、社会人になっても普通の恋愛では満たされない悶々とした日々を過ごしていたようだ。

興味がありながらもネットでの出会いに対する強い不安があり、僕に興味がありながらも踏み切れずにいたらしい。調教希望の問い合わせをくれてから何度か電話で話をし、ついに調教されたい、奴隷として扱われたいという欲求を我慢できなくなったようだ。

新宿で待ち合わせた僕らは、個室のビストロに入って話をした。内容は改めて紗季のしたいこと、なりたい姿、僕に直接聞いてみたかったこと。一つ質問を終える度、紗季が奴隷に近づいていくのを感じた。

紗季は明るく、よく気の利く女性だった。きっと社内でも有能なのだろうなと思う。それと同時に、主人の意図を察する能力が高い賢い奴隷になると確信した。

「今、この瞬間から奴隷になりなさい」

想像していたよりも早く契約の瞬間が訪れたことに、紗季の緊張感が一気に高まるのがわかった。

「……はい」

消え入りそうな声で紗季は返事をした。絞り出したという表現が適切だろうか。

紗季が希望していたこと、希望はしていなかったが紗季が溺れるであろうプレイ、誘導、圧迫、何をどうすれば紗季が一番なりたい姿になれるかは事前にわかっていた。

紗季はモラルに反することが最も興奮する。

密室で、僕は紗季に首輪と手枷をつけた。

それぞれを装着した時点で紗季は可哀想なくらいに震え、興奮していた。不安に震える紗季を抱き寄せると、紗季は幾分安心したように身を預けてくれた。

紗季は拘束されて激しく責められるよりも、自分が良識を知らないと思われるような無様な姿になることに最も羞恥を感じる。激しいだけが調教ではない。この有能なOLを奴隷に突き落すには、静かな羞恥が最も効果的なのだ。

会計を済ませ、その時点で仕上がってしまった紗季をホテルに連れていく。手枷は外したが、首輪は着けたままだ。

下着姿で拘束し、鼻フックを取り付ける。そこからは何をするでもなく、床に転がり悶える紗季をベッドに腰掛けながらゆっくりと眺める。

きっと普段の仕事ぶりからは想像出来ない、無様な姿。

紗季はバイブで責められているかのように身体をビクつかせながら、時折物欲しそうな表情でこちらを見ていた。

拘束を解き、首輪に鎖をつける。

紗季は自分が犬として扱われることにどうしようもなく高揚し、人であることを捨てたように服従をした。

ーーー調教が終わると、紗季は最初にあった時よりもとても魅力的な表情をしていた。その場で2回目の調教の約束をし、僕は紗季を駅まで送った。

普段責任感がある女性ほど、開放した時には自分でも制御ができないくらい発情し、服従する。

僕の場合は実際に会う前の会話の中でそのM女をどうしたら最も辱めることができるだろうと考える。せっかく勇気持って問い合わせをくれたので、失礼のない調教にしようと準備をする。

調教パートナーを探すサイトやブログは無数にある。やり取りをする男性の価値観を十分に理解し、自分を最も美しく汚してくれるS男性を注意深く探してみよう。

やり取りが始まっても、慌てて会う必要はない。あなたのペースでじっくりと男性を見極めることが重要だ。