SMでの出会いの場の一つとしてハプニングバーがある。ある、とは言ったものの得体の知れない店であることは間違いなく、未経験の方からすれば敷居も高いだろう。
コロナ禍になってからは遠ざかっているが、僕も時折東京のハプニングバーでお酒を飲むことがある。
僕は上野や渋谷などのハプニングバーを訪問したことがあるが、店によって特色はあるものの基本的なシステムは同じである。
ハプニングバーに遊びにいった結果満足できる方もいれば、対照的に不満を抱えて「二度と行くか!」と感じる方もいるだろう。
その違いは何か?それはハプニングバーというものをよく理解せずに遊びに行ってしまったことによる理想とのギャップがあるように思う。
今回は簡単にハプニングバーのシステムの説明から、料金体系・何ができるか?など解説していく。
システム
ハプニングバーは基本的に会員制だ。またいきなり店舗に赴くことはなく、事前に電話してスタッフからお店の場所を教えてもらう。
※大体は店の近くの分かりやすい物(看板や飲食店の店舗など)の前まで来たら電話をするようにHPに書かれている。
スタッフに電話で案内をされながら店舗に着くと、入り口で身分の確認兼会員登録を行う。この際に運転免許証や保険証などを使って会員登録を行うので、ある意味身元のはっきりした方が店舗で遊んでいると思っていいだろう。
会員登録が済むと、店内に案内される。店内は基本的にバーの形式になっており、店によりカウンター・テーブル席・座敷などがある。またこの後に詳述するが、実際に性行為を行うためのプレイルームも設けられている。
料金体系
料金に関しては3パターンある。ここでいう料金は、入店料+フリードリンクとなっている場合が多い。しかしドリンクは単品になる場合もあるので注意が必要だ。
男性単独:10000~17000円程度
女性単独:0~2000円程度
カップル:3000~6000円程度
料金に開きがあるのは、昼と夜で価格設定が異なる場合が多く、夜の方が高い。
また女性単独が最も店舗的には貴重な為、価格が安い。0円の店もある。
以前ハプニングバーで知り合った女性に聞いたのだが、女性0円の店はあまりオススメできないらしい。なぜかというと、0円の店は女性が暇つぶし、または仲間同士の怖いもの見たさで飲みに来ている事も多く、純粋に性的に楽しめない場合が多いそうだ。それならば1000円だけでも女性が払う店の方が、セックスを楽しみに来ている女性が多いという理屈らしい。僕はそれを聞いていてなるほど、と思った。
カップルで来ることに驚く読者の方もいるだろうが、世の中には自分の彼女が寝取られることに最も興奮する男性もいる。もしくは、そういうアブノーマルなプレイを楽しむための「そういう時用」のカップルの可能性もある。何ができるか
女性とのトーク、オープンな店内での愛撫、プレイルーム(個室)でのセックスである。
どんな優良店も摘発のリスクがある
ハプニングバーの中には二重扉や入口の監視カメラといった警察からの摘発を逃れるための設備を備えている店舗や、店内での厳しいルールを設けている管理の行き届いた店舗が存在する。
しかし一つ重要な情報を書いておくと、オープンな席(周囲に人がいる状態)でのセックスをOKにしている店は法律違反だ。それは公然猥褻に該当する。
何年間も営業を続けている店舗は違法性がなく、摘発のリスクがないと考えている方もいるようだがそれは間違いである。
2020年5月7日土曜日に都内最大級のハプニングバーである渋谷「眠れる森の美女」(界隈ではSBと呼ばれることが多い)が摘発されている。
ハプニングバーの摘発については日中(警察が精力的に活動している時間帯)の摘発が多いという噂があったが、GW中の24時前後の摘発ということで警察も本気の対応だったと見るべきだろう。
店舗関係者の逮捕はもちろん、現場にいた客も行為中だった人物を中心に警察の対応を受けたという話もある。
初めてハプニングバーに行く方はネットでそのリスクについても調べているかもしれないが、絶対に安全なハプニングバーはないという認識は持っていた方が良いだろう。
まとめ
オープンな店内ではお互いにキスやソフトタッチ、服を着たまま縛られている人もいる。気分が高まったら、個室に移動してセックスを行う。そのセックスでは、女性同士や複数での行為を行う人もいる。ハプニングバーという空間では性癖に寛容な人が多く、どんなプレイを行える可能性もある。
アブノーマルなプレイを楽しめるのも、ハプニングバーの魅力の一つだ。
20代前半~半ばで通っている時には、色々な女性と逢瀬を重ねた。したことのない女性とのセックスはいつも新鮮だったし、気分が高まった。
しかし僕は、基本的に落ち着いた空間での1対1の調教が好きだ。
最近では行っても性行為をすることはなく、色々な人と話をしながら小説の題材を探している。日常では経験できない体験をしているひとが多いのもハプニングバーの特徴だ。
最後に、ハプニングバーでの注意をお話しておきたい。
ハプニングバーは大人の社交場だ。とにかくヤリたい!片っ端から抱かせろ!といった男性は相手にされない。
ハプニングバーはやりたい男女が集まっているのだから当然やり放題と考えている男性は本当に多い。
むしろ性行為前提なので女性はよりシビアに男性を見定めているケースも少なくない。
もしもこの記事を読んでいる男性がいたら、大人な振る舞いを身に付けにいくのも良いだろう。
女性においては、その日初めて出会った男性と行為をする可能性が非常に高いので、自己責任という言葉をよく考えてから言ってほしい。したくない男性に誘われたら、勇気を持って断ろう。