恋人関係はイーブンだと思われますか?

ほとんどの方が「当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、実際に恋人がいらっしゃる方、イーブンな関係で恋人関係を維持されていますでしょうか?

「当たり前だよ」と思っているにも関わらず、思い返してみれば…“主従関係”が出来上がっていたりはしませんでしょうか?

「主従関係?そんな奴隷とご主人様の関係でもあるまいし…」なんて笑われてしまう方も少なくないかと思いますが、そんな漫画のような“ご主人様と奴隷”の関係は、そうそうあるもではありません。

あったとしても、ドメスティックバイオレンスが成せる“支配関係”か、ただのプレイの一環ではないかと思います。

そんなあからさまな関係であれば、誰だって把握できるでしょう。

しかし、もっと恐ろしいのは…気づかないうちに主従関係に従事てしまってらっしゃる方は…驚くほどに多いという現状があることも事実なのです。

意味が分からないと頭をかしげてしまう方もいらっしゃるでしょう。

ごもっともです。この話を耳にした時は同じように感じていました。

話を聞いていくうちに納得することがたくさんあったので、今後の恋愛関係において、何かしらの参考に慣れればと思い、今回のテーマとさせて頂きます。

今回のテーマは、もちろん“恋愛関係においての主従関係”です。

恋愛観気に置いて主従関係が出来上がってしまっているカップルは、恋人を「ご主人様」なんて呼ぶことはありません。

名前で呼び捨てにしたり、“ちゃん付けのあだ名”で可愛らしく呼び合っているカップルもいます。

デートする時は指を絡ませてあることもありますし、転びそうになった恋人を支えてあげたり、恋人が車道側にならないように気を使ってくれたり、恋人が好む料理を一生懸命手作りしたり、普通の恋人関係と何ら変わりのない交際の仕方です。

「これのどこが主従関係になっていると言うの?」と、疑問を持たれる方が多いのも当たり前ですよね?

この話では、種々関係のかけらも感じられないでしょう。では、どこに主従関係になってしまっている要素があるのかと言いますと…実は精神的なところなのです。

“相手に嫌われたくない”という思いから、常に相手の気に入るような言葉・態度を無意識のうちに選び、相手が嫌なことをしても…自分の頭の中で自分に良いように変換してしまうことです。

普通のカップルでも、このような感覚はある程度の持ち合わせはあると思いますが…主従関係と言えるような関係は、かなり重度な感覚になってしまっているのです。

表面的にはイーブンの関係にも見えますが、精神的には相手の精神の奴隷のような状態です。

怒るべきところも怒れない、自分が怒るようなことをされたなら…、「どこか自分に非がったから、相手が自分に対して怒りたくなる様な言動をしてくるんだ、自分が悪いんだ、もっと相手を心地よい状況にして上げなければ…」と、口に出すことは無くとも、顔ではニコニコ笑いながら心の中で反省ばかりしてしまっています。

このような関係も1種の主従関係と言えるのでしょう。これでは、決してイーブンな関係ではありません。

いかがでしょう?自分の恋愛関係を見直してみた時に…主従関係が出来上がってしまっていたりは…しませんでしょうか?