セックスにおいて最も大切なことはどのようなことだと思われますか?

テクニックと回答される方、もちろんそれも間違いではありません。

しかし、何よりも大切なことは…フィーリングでしょうね。

相性とはちょっと違います。タイミングやお互いの体型、性器の形等々でも相性を感じることはあるかと思いますが、それとは少し違うのです。

「は?意味が分からない」「相性=フィーリングなんじゃないの?」と思われた方、それは違います。

「じゃあ、フィーリングって何なの?」といような質問がすぐさま返ってきそうですね。

何度も繰り返しお話させて頂きましたが、人間は10人十色です。

10人いれば10通りの感じ方、考え方、タイミングや体型があるので、“フィーリング”についても正直言ってこれだ!と断言できるものではありませんが、このように様々な色を持つ我々人間にとって、ほとんどの人に共通するフィーリングとは“呼吸”にあるでしょう。

セックスのフィーリングが呼吸と言われても、ピンとくる方は少ないでしょうね。

しかし、普段何気なくしている呼吸ではありますが、会話やキス、セックスにケンカ、様々な人間関係の中から生まれる“対人間”には、目にすることは出来なくとも、必ずお互いの“呼吸”が存在します。

最近でも頻繁に使われるようになった“KY”、“空気が読めない”という表現も、呼吸が噛み合わないことから生まれてきたのではないかと思いますね。

場の雰囲気や、その場の空気と表現されることも多いのですが、その雰囲気や空気こそ、“人間同士の呼吸”なのです。例えば、1人が腹を立てて相手を怒鳴るとします。

怒鳴られた相手は、初めこそ冷静に対応としたところで…相手の怒りの空気に触発されて怒鳴り返し、結果的には大声で怒鳴り合っているような状況を生み出してしまった場合も、ある意味お互いの呼吸が一致しているということになるでしょう。

もっと分かりやすく例を挙げると、悲しい映画や感動的な映画を見ている時、その場の呼吸に一致した人は涙を流してしまう…といったところでしょうか?

このように、場の呼吸は対人間関係の中では、良くも悪くも重要なコミュニケーションツールとなっているのかもしれませんね。

以上のことを踏まえて考えてみてください。

セックスをしている時、片方が息を荒げて熱中していても、肝心の相手がしらっとしているようでは…上がった呼吸も冷めてしまう方も多いでしょう。

激しい呼吸で合わせることがポイントではありませんが、お互いが同じレベルの呼吸でセックスできたときに「フィーリングが合うな」と感じるのではないでしょうか?

最近マンネリ気味になってしまっていたカップルや夫婦も、これから初体験を迎えられる方も…絶頂を感じたいと言うようなはやる気持ちを少し抑え、相手と呼吸を同じにしてみるよう意識することが、お互いに楽しく長続きできるセックスが出来るでしょう!

次のセックスをする機会があれば、試してみてくださいね。

きっと満足いく結果が得られると思いますよ?