SMや調教とはとてもざっくりとした概念で、「調教を受けてみたい」と思いながらも、自分が経験してみたいことが果たして調教なのかわからない女性は多いだろう。
SNS等から連絡を取り合うことになった男性に質問をするにしても、何を確認すればいいのかわからない。そういった場面は往々に存在する。
自分がやりたいことを整理する際の一助として、プレイ別の記事を書いていきたいと思う。記事については初心者Ⅿ女への解説用として書いていく。その為、すでに経験のある男女からすると物足りない内容かもしれないが、承知して頂きたい。
※画像はイメージしやすいものを貼っていきます。
プレイ別解説 「緊縛」
冒頭から躓くが、僕は緊縛についてはあまり多くを語ることは出来ない。
SMや調教の中で縄やロープで縛ることはある。しかし「緊縛」の世界は様々なプレイの中でも特に独立しており、そればかりを追求する縄師・緊縛師と言われる方が存在する。
僕も調教中や、奴隷と出かける際に服の下で菱縄縛り(よく亀甲縛りと混同される縛り方)をすることはある。しかしそれは奴隷の羞恥心を煽ることを目的とした緊縛であり、ある種の芸術のような緊縛の世界とは比較にならない。
※菱縄縛り
簡易な緊縛と、本格的な緊縛の世界は別物ということだ。
受け手である女性も二分化していて、主従ではなく緊縛のパートナーという立ち位置が好きな女性もいれば、その他のプレイや精神的なものも含めた「奴隷」の立場に溺れる女性もいる。
初心者の女性は、自分の経験したいことが緊縛パートナーか奴隷かで求める男性が変わってくるということを認識しておこう。
僕のように調教の一環程度で麻縄を使用する際にも、下準備をした縄でないと女性の肌を傷つける可能性がある。
具体的には購入時に縄をチェックして麻の皮屑を取り除いたり、製造時に麻縄を固めるために使用されたタールを煮沸によって煮出さなければならない。※この工程を経ないと縄が固すぎるので
乾燥させた後、馬油を塗り込むなどの処理を済ませて緊縛用の縄が完成する。男女ともにあまり経験がなければ、簡易で柔らかい緊縛ロープを使用した方が無難だろう。
緊縛では事故のリスクも
長時間の緊縛やキツすぎる縛りによって障害が残るなどの事故が起こるリスクがある。僕の知人の女性は縛り慣れた方からの緊縛だったが、しばらく手の痺れが取れなくなったことがあった。
もちろん慣れた緊縛師の方であればリスクは低減されるだろうが、慣れない男性が奴隷に対して練習を兼ねた緊縛をする際には注意は必要だ。
縛った状態での玩具を使った責めも調教の醍醐味だが、女性の負担が減るように長時間の緊縛は避けよう。調教中に気分が高揚すると、女性が本気で嫌がっていることがわからずに判断を誤ってしまう可能性もある。
パートナー間で本気のNGサインを事前に決めておくことも忘れてはならない。
とはいえ緊縛には魅力がある
リスクもある緊縛だが、技術のある方からの緊縛は女性にとっても快楽であることは間違いない。昔ハプニングバーで初めて緊縛師の方の技術を見た時には、縄酔いをしている女性に感動した。
※縄酔い…緊縛によるトランス状態
初心者が行う際には、使用する道具選びと長時間緊縛を避けるように注意しよう。